なんでうまいのか?

食用豚はその昔、うまかった。
今は、正直妥協しているのです。

今は、昔よりは味が落ちる。
毎日味見してるから分かるのです。

昔、サシを見たら味が分かった時代があった。
今は見た目と味が一致しないのです。
エサが均一化した結果がこういう状況生んでいるとすると
生産者から選ぶしかない。
だから厳しい目で生産者を選んで仕入れています。


豚の目利きだけは絶対に負けたくないのです。


体形などを気にする問屋から仕入れるのだけではなく
自分たちの目で見て、命がけで仕入れる。


だから「うまい」に自身があるのです。


ここ数年でも、求められているものが変わって来ています。
若い人たちは内臓が弱くなっている。
なので10〜20代でも赤身を好む傾向がある。
肉以外で脂分を摂取している事が多いからかと思うが、
もう時代はサシでの勝負ではないのです。



赤身でも「やわらかい?」とよく聞かれます。

そもそも柔らかいことが良いことで、うまいのでしょうか?

「味覚」は個人の感覚の違いなので難しいですが、
質問されれば、必ず納得してもらうまでご説明した上で、
買ってもらってます。

肉が柔らかい=良いこととして受け入れられているために
筋切りなど、私達ができる努力でお渡しすることもあります。

軟化剤を使った加工品を販売している業社もたくさんいます。
間違ったことは、あとで絶対明るみ出る。


うまい牛・豚・鶏の肉を永く楽しんでもらいたいから
こっちは真剣に毎日やってるだけ。